電動キックボードは移動手段として使える?海外と日本を比較

電動キックボード 移動手段

近年、電動キックボードが販売され始めて人気を集め始めています。足で漕ぐ必要なく動く電動キックボードは、実際に移動手段として便利なのか気になる人も多いはず。

今回は電動キックボートを車や自転車と同じように使用している海外の例をご紹介します。また、関心のある人に向けて電動キックボードのシェアリングサービスもご紹介!

電動キックボードに少しでも乗ってみたい人はぜひ読んでみてください。

電動キックボードは移動手段として使える?

日本では電動キックボードは現在、原動機付自転車として扱われています。原動機付自転車ということは原付免許が必要だということ。

また、原付なので歩道を走ることはできず公道のみとなっています。電動キックボードを購入した後は自賠責保険の加入や軽自動車税の納税なども義務付けられているのです。

日本の法律では海外ほど進んではないので、電動キックボードを購入する場合、こうした決まりを知っておかなければなりません。

走行場所に関しても、海外では公道や公共の場でも電動キックボードの使用が許可されていることが多いのですが、日本では禁止されている場所がほとんどです。

海外と比較すると日本はまだまだ電動キックボードに関する法律やルールができあがっていません。しかし、日本国内でも徐々に電動キックボードが浸透しつつあるので、いずれは海外のように手軽に乗れる時代がくる可能性があります。

電動キックボードを移動手段として採用している国

日本よりも早く電動キックボードが移動手段として当たり前のように使用されている国をご紹介します。

フランス

フランスの中でも都市部に位置するパリは電動キックボードが当たり前に移動手段の1つとして認められています。パリは東京都23区よりも小さな街で、ほぼ山手線の内側の面積です。

街自体が小さいので電車や車よりもサクサクと移動できる電動キックボートが人気。電車・トラム・バス・自転車と同じように電動キックボードが使用されているのです。

電動キックボードは乗っていないとき、折りたためるので持ち運びが便利。片手で持ち運べるので電車・バスなどの交通機関にも持って入れます。

パリでは駅間の距離も短めなので、電動キックボードで移動する頻度が高いです。

シンガポール

シンガポールの街中を歩くと電動キックボードで移動している人たちを数多く見ることができます。シンガポールの面積は東京23区ほどしかなく、観光客に人気のスポットはエリアが集中。

そのため、地元民に限らず観光客にも支持されているのです。シンガポールは日本よりも電動キックボードの法律が進んでいて、歩道を走行することも可能。

誰もが手軽に乗ることができるので、移動手段として人気を集めています。観光スポットをいくつも回ると体力が消耗して疲れますが、電動キックボードだと体力を温存することができるのは嬉しいポイントです。

電動キックボードを日本で移動手段にするには?

電動キックボードを日本国内で移動手段として利用するためには、何が必要なのでしょうか。ここでは、電動キックボードを実際に乗るために知っておきたいルールをご紹介します。

ナンバープレートを取得する

日本では電動キックボードは原動機付自転車です。走行場所は歩道ではなく自動車と同じく公道のみ。

そのため、走行する前には必ずナンバープレートの装着が求められます。ナンバープレートは車両を区別する役割があり、事故・犯罪のときに役立つものです。

他には暗くなっても安心して走行できるウインカーなどの装着も必要になっています。電動キックボードの中には公道で走行するために必要な装備があらかじめ付属している商品も存在。

自分で手続きをするのが面倒くさい…という方におすすめです。

シェアリングサービスを利用する

現段階 (2019年7月) では日本国内に電動キックボードのシェアリングサービスはありません。しかし、いくつかの企業が各地で試乗会を行っています。

海外と同じように日本でも電動キックボードが移動手段として認められると、私たち市民だけでなく観光客にもメリットはたくさん。たとえば、毎日ストレスが溜まってしまう通勤ラッシュを回避できたり、距離が遠いために諦めた観光地に行けたりなどです。

私たちの移動手段の1つになることで、精神的・体力的なメリットは大きいと言えます。

電動キックボードの移動手段のためのシェアリングサービス

日本国内で将来、開始される電動キックボードのシェアリングサービスをいくつかご紹介します。実証実験など開催されることも多いので、気になる方はぜひ調べて試乗してみてください。

LUUP (ループ)

アプリから電動キックボードのシェアリングを予約できるサービスです。今いる場所から近くにある貸出可能な電動キックボードを教えてくれるのは便利です。

また、人の多い場所は危険エリアと認定されていて、自動的に速度に制限がかかります。返却の際は再びアプリで場所を見つけて、今いる場所から近くで返却ができるのです。

WIND (ウィンド)

アプリで電動キックボードの位置をお知らせしてくれて、貸出ができるサービスです。休憩したり、カフェに立ち寄ったりする場合はアプリから電動キックボードを一時停止します。

戻ってきたら再び電動キックボードを稼働できます。

mobby (モビー)

電動キックボードを使いたいときだけ借りられるサービスがmobbyです。mobbyの乗り方は簡単で片脚で地面を蹴って走行開始。

安定したらアクセルやブレーキで調整するのみです。日本各地で試乗会を行っているので、お住いから近くであれば、トライしてみることをおすすめします。

まとめ

電動キックボードは海外では法整備が進んでいますが、日本はまだまだ遅れている部分もあります。しかし、全国各地で行われている試乗会や制度を整える活動によって徐々に電動キックボードが浸透し始めているのです。

近い将来は海外と同じように自動車や車などの移動手段として利用される可能性が高くなっています。

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7月 26, 2019