電動キックボードのバッテリー交換についてくわしく解説致します!

電動キックボードはほぼ人の力はいらず、モーターで快適な走りができる乗りものです。そのモーターを稼働させる大きな役目を担っているのがバッテリー。使っていくうちに次第に劣化していくバッテリーは、ケアを徹底するなど少しのことで持ちが変わります。

また基本を知っておくだけで、思わぬ故障やトラブルも防ぐことができます。本記事ではバッテリーについて、またバッテリー交換が必要なったときに知っておきたい情報を集めました。

電動キックボードはバッテリー交換できる?

バッテリーは正規販売店またはそのサポートセンター、専門業者で交換してもらうことができます。バッテリーの交換時期はモーターの出力 (W) や使用頻度にもよりますが、購入後おおよそ2年が目安と言われています。

経年劣化してくると充電してもスピードがなかったり、充電してもすぐにバッテリーがなくなったりと異変がでてきます。ダメージによりバッテリー容量が小さくなればモーターが動ける時間が短くなり、結果として走れる距離も短くなっていきます。バッテリーに不調が見られるときには、安全のためにも早めに交換を考えましょう。

電動キックボードのバッテリー

電動キックボードには一体どんなバッテリーが使われているのでしょうか。人気のZEUSシリーズは、各機種に準じたバッテリーが用意されています。メリットとしては通販サイトで簡単に買うことができ、素人でも簡単に取り替えられることです。

他の電動キックボードでは、リチウム電池を使っているものが目立ちます。AirwheelシリーズやCityBlitz、Kintoneの一部の機種、CITY BUGシリーズでリチウムイオンバッテリーが使われています。

メリットとしてはリチウム電池は ”重量に対して電力容量が大きい” のでボディを軽量化できることがあります。CityBlitzではおかげで大容量バッテリーを積載しながら7.5kgという超軽量を可能にしているのです。

デメリットとしてはバッテリー交換が自分ではできないことがあげられます。 その代わりサポートセンターが完備されているところもあり、ない場合でも正規のバッテリーだけ取り寄せて専門業社に交換してもらうという手があります。

バッテリー交換できる電動キックボード

ZEUS 

まずは機能とコンパクトさを兼ね備えたZEUSシリーズ。匠ワールド通販のサイトでは、アフターケアのパーツとして交換用のバッテリーが販売されており、持ち主が自分で交換できるようになっています。

交換方法はあらかじめ取り扱い説明書に書いてあり、また質問対応などのアフターサービスも用意されておりますが、心配な場合や、万が一の場合は九州にある専用の修理センターで対応してもらうこともできます。

Kintone Air

軽さが特徴のKintoneシリーズのKintone Airも、バッテリー交換ができます。機種により異なりますが、主にリチウム電池、リチウムイオン電池が使われています。さらに購入後180日間 (半年) の無償修理がついており保証が手厚いのがメリットです。

ただ自身でのバッテリー交換は危険ということで推奨されておらず、バッテリー交換の際は正規代理店もしくは、購入店舗への確認が必要です。

Airwheel 5

Airwheel 5はおもにソニー社製、またはパナソニック社製のリチウムイオンバッテリーを搭載しています。このバッテリーの特徴は ”8つの回路保護機能により効率的にかつ十分な電源を供給する” こと。Airwheel 5は純正バッテリーのみを購入することも、サポートセンターで交換対応をしてもらうこともできます。

並行輸入品の中にはAirwheelメーカーとは無関係の製品やバッテリーが混ざっていることもあるようで、正規販売店から購入することが推奨されています。

バッテリーが使えなくなる原因

バッテリーは非常にデリケートで、長期放置、過放電、過充電、水濡れには要注意です。「過放電」はバッテリー残量がゼロの状態で長期間放置することによっておこります。またすでに充電が終わっているのにコードを抜かないことでおこる「過充電」も、バッテリー故障の原因となるので注意が必要です。

リチウムイオンの場合は、電源の入れっぱなしにしたり、長期間放置したりすると、リチウムイオンバッテリーの充電が完全に放電してしまい、バッテリーの保護回路が作動して動かなくなることがあります。コンセントの抜き差しや充電操作を繰り返すことで復活することもありますが、バッテリーには大きなダメージが残るのです。

バッテリーを長持ちさせるためには、下記のような定期的なケアが大切です。

  • 使わないときは電動キックボードの電源を切る
  • バッテリーが満タンになったら充電をやめる
  • 長く使わないときは本体からバッテリーを外す
  • バッテリーの取り外しができない場合は、できるだけ少ない回数の充電する

まとめ

今回は電動キックボードのバッテリーについて、また交換が必要になったときに知っておきたい情報をご紹介しました。バッテリーの交換方法は、自身でできるものもあれば、サポートセンターでの対応が必要なもの。専門業者へお願いできるものなど、販売店やメーカーによって対応にバラつきがあるようです。

「自分でバッテリー交換が可能」と記載のない商品については、メーカー、販売店に問い合わせすることをおすすめします。バッテリーのケアは、長く使い続けるためには不可欠ですし、ちょっと知っておくだけで防げるトラブルも多くあります。電動キックボードを購入した際は、ぜひバッテリーについても、定期的なケアをしてあげてください。