電動キックボードってどれくらい時速がでるかを比較してみた

近年子供だけでなく、大人の間でも注目が集まっている電動キックボード。そのコンパクトさと操作のシンプルさからレジャー施設、倉庫などの施設内移動、また外でのちょっとした移動など幅広い分野での活用が期待されています。

この記事では速度に焦点を当て、他の電動モビリティである原付バイクや、電動アシスト自転車、セグウェイなどとも比較しながら、電動キックボードはどのくらいの速度が出るのか、について解説していきます。

電動キックボードの時速の比較

電動キックボードはすでにシェリングサービスなどが普及している国もあり、日本でも画期的な電動モビリティとして注目を集めはじめています。電動キックボードはどのくらいの速度がでるのか、またその特徴とはいくつかの商品を抜粋して比較していきます。

CityBlitz (シティブリッツ)

出典 : amazon

CityBlitzはE-mobility本場ドイツをはじめ20カ国、累計出荷台数10万台という大ヒットキックボードです。7.4kgという小学生でも持てる軽量ボディですが、4000maの超大容量バッテリーを搭載しているので走行距離は最長12kmです。

250Wのパワフルモーター使っているので、最高時速は24km/時と大人が乗っても満足なスピードがでます。軽くてコンパクトなのに迫力あるスピードがでるのがCityBlitzの特徴です。

AirWheel Z5 (エアーホイール ゼット5)

 

出典元 : Alibaba.com

公道走行が可能なAirWheelZ5 (公道走行モデルキットを購入してアップグレードし、ナンバー取得をおこなった場合)。車体重量は13.0kgと軽めですが、162.8whのリチウムイオンバッテリー使用しており最高距離は〜15kmと長めにできております。

最高時速は20km/時なので結構なスピード感。折りたたみ式のフットペダルがついているので、長時間走行しても負担を感じにくく、またバランスを取りやすくなっているのが特徴です。

JDRAZOR (ジェイディレーザー)

 

出典元 : ビックカメラ.com

JDRAZORが展開するJDBUG ES312は、リチウムイオンバッテリーで動く電動キックスクーターです。最初に地面を蹴って乗り込めばあとは電動モーターで進むことができます。親指スロットルでの簡単でスムーズな加速が特徴。

車体重量は12kg、速さは6km/時と18km/時の2段階にスピード切り替えができます。スピードが怖くても安心、後輪フェンダーブレーキ搭載なので安全に止まることができます。

Kintone Air (キントーンエアー)

 

出典元 : Kintone Air

Kintone Airは初心者に優しく、自転車のように乗れる電動キックボード。アルミが使われており、7.35kgという超軽量ボディにしてはおどろきの耐荷重200kg、そして最高時速は23km/時です。急速充電可能なバッテリーなので2〜3時間でフル充電ができ、最長走行距離は8〜10kmとなっています。

ブレーキは左ハンドルと後輪ブレーキの2つがついておりますので、スピードが出ても安心な設計になっています。

電動キックボードと電動モビリティの時速比較

近年公共交通手段と目的地などを結ぶなどの「ファーストワンマイル(ちょっとした移動)」に、電動モビリティを活用できないか、という声があがっているのをご存知でしょうか。現在日本ではこのワンマイルの移動の80%は徒歩もしくは自転車に頼っており、買い物難民・観光客対策など移動課題解決につながる、ということで注目を集めている「電動モビリディ」。これらを時速の観点から比較していきます。

電動アシスト自転車

電動モビリティのなかでも街中で最も目にする電動アシスト自転車ですが、本領発揮は漕ぐ力の2倍のアシスト力がもらえる時速10kmまで、といわれています。

電動キックボードと違い、自転車の場合はモーターが補助する割合が速度によって変わってくるからです。ちなみに最高速度は24km/時に制限されており、24km/時に達するとモーターのアシスト力はゼロ  (つまり普通の自転車を漕ぐのと同じ状態) になるそうです。

原動機付自転車

原付とは、”排気量50cc以下 (電動機の場合は定格出力0.6kW以下) のバイク”のことです。原付は最高時速にかかわらず、道路交通法により「法廷制限速度は30km/時」に制限されています。原付区分になるとパワーを持っていても、30km以上だすと警察に捕まってしまいますので注意しましょう。

ただし排気量が50ccを超える場合は原付2種扱いとなりますので、制限速度は普通の車とおなじ、道路の速度制限にあわせて走ることができます。

セグウェイ

まだ街中で見かける機会は少ないのですが、実はセグウェイは意外とスピードがあり、人気メーカーのKintoneシリーズは最高で10km/時がでます。ちなみに人が歩くスピードは約3〜4km/時、ゆっくり自転車を漕ぐくらいが10km/時と言われています。

電動キックボードと比べるとゆっくりにも見えますが、セグウェイは歩きと自転車のちょうど間くらいのスピードが出るようです。

まとめ

こちらの記事では電動キックボードの時速に焦点をあて、各商品の特徴をまとめてみました。超高齢化社会が進むなか、あらたな移動手段として考えはじめられている電動モビリティ。

なかでも電動キックボードは、結構なスピードが出るのに老若男女問わず簡単に操れることから人気を集めています。海外では街中で使えるシェアリングサービスが普及していることもあり、日本でも導入が検討されるなど、未来が非常に楽しみな乗り物です。