近年、人気を集めている電動キックボード。充電式で長時間稼働してくれて、持ち運びも手軽にできるなどさまざまな特徴があります。
移動手段としても活躍する電動キックボードですが、気になるのは坂道に対応するのか?ということ。今回は、坂道もらくらくと乗りこなせる電動キックボードをご紹介します。
坂の多い場所で電動キックボードを乗りたい人はこの記事をぜひチェックしてみてください。
Contents
電動キックボードで坂道は走れる?
アメリカのサンフランシスコで開発されたEon Scooterは坂道も楽に移動することが可能です。坂道を電動キックボードで登るのに必要なのはパワーです。
これまでの電動キックボードには坂道を登っていくパワーが備わっていませんでした。しかし、Eon Scooterには坂道を楽に上るだけのパワーがあります。
Eon Scooterには3種類の電動キックボードが販売されていて、それぞれ対応できる傾斜角度が違います。コンパクトで持ち運びやすいMiniは傾斜15度まで登れますし、立ったり座ったりできる8”Proは傾斜30度まで可能です。
強力なモーターを搭載している10”motorは傾斜45度まで対応できる優れもの。急な傾斜でも対応してくれるので、坂の多い場所での走行も難なくこなしてくれます。
電動キックボードで坂道を走るには
坂道のある場所を電動キックボードで走行したい場合、どのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか?電動キックボードを購入する時にはぜひ、参考にしてください。
モーターの大きい電動キックボードを選ぶ
電動キックボードは小型の乗り物なので、一般的にモーターも小型であることが多いです。しかし、モーターが小型の場合は坂道に対応することが非常に難しいです。
坂道を登りきるために必要なパワーが搭載されていないのが電動キックボードの難点。坂道が得意な電動キックボードはモーターが大きいのが1つの特徴です。
傾斜のある道を走行したいのであれば、小型でありながら大きなモーターを搭載している電動キックボードを選ぶのが大切。
坂道の前に助走をつける
坂道をうまく走行するためのポイントは坂道発進を避けて、坂道手前で助走を開始すること。傾斜がキツイ坂道に差し掛かってから発進すると、バッテリーがショートする可能性が高いです。
急に大きな負荷がかかってしまうのは電動キックボードにとって負担になります。坂道の手前で助走をつけることで徐々に負荷をかけることが出来て、坂道に対応しやすくなるのです。
坂道は避ける
どうしても坂道を通らなければならない…という状況以外は、坂道を避けるのがおすすめ。傾斜のある坂道を登るのは、短時間でも電動キックボードの負担になります。
特に体重が90キロ以上ある人は電動キックボードに負荷がかかりすぎるのでNG。極力、坂道を避けて走行する方がベターでしょう。
電動キックボードに搭載しているモーターに負荷をかけすぎるので、おすすめしません。なるべく傾斜のある坂道での走行は避けると良いでしょう。
坂道は持ち運ぶ
電動キックボードで走行している際に、坂道に差し掛かったら持ち運ぶのも選択肢の1つ。折り畳んで運ぶことでモーターに負荷をかけすぎることを避けられます。
坂道を無理に走行してしまうと、バッテリーに負荷がかかり故障の原因にも繋がるのです。20度以上の傾斜がある坂道は出来る限り走行せず、持ち運ぶことで長持ちしやすくなります。
坂道を走れる電動キックボードの選び方
坂道をスムーズに走行できる電動キックボードを選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。
- モーターの大きさ
- 軽さ
モーターの大きさ
電動キックボードは自転車や自動車に比べると超小型な乗り物です。ハンドルやタイヤなどすべてのパーツが小さいです。
小さいゆえに乗る人の体重や路面状況、搭載しているモーターに左右されがち。
超小型である電動キックボードで坂道を登りきるには、モーターの出力がカギです。搭載されているモーターが小型であればあるほど、パワーが小さくなっています。
選ぶときのポイントとしてモーターは出来るだけ大きなものを選択すること。そうすれば傾斜のある坂道にも対応してくれます。
軽さ
乗る人の体重や電動キックボード自体の重さによっても、モーターの出力は左右されています。坂道に対応したいのであれば、軽量を意識するのがポイントです。
電動キックボードを購入する際には5~7キロ程度の軽量タイプを選びましょう。重くなるにつれて搭載しているバッテリーに負荷がかかりやすくなるので、軽いものを選ぶのが大切です。
まとめ
電動キックボードは搭載しているモーターの大きさや電動キックボードの軽さによって、坂道に対応できるものも販売されています。
傾斜のある道のりを走行することが多い人はぜひ今回の記事でご紹介した選ぶポイントを参考にして購入してください。また、坂道の走行は電動キックボードに負担をかけることは間違いありません。
どうしても電動キックボードでの走行が必要、という場合以外は持ち運ぶというのも選択肢の1つです。電動キックボードを長い期間、楽しむためにも工夫を行うことは大切と言えます。