気軽に安くのれる電動キックボードはこれからのあたらしい電動モビリティとして活躍する可能性を秘めています。
シェア電動キックボード大手のLime社は「日本は参入が最も難しいけれど、もっともポテンシャルが大きい市場」であると名言しています。
この記事では電動キックボードについて、また日本においての電動キックボードの現状をシェアリングサービス推進している3社とともにご紹介します。
Contents
道路交通法上の電動キックボードとは
電動キックボードは自転車とはちがい、「原付扱い」となります。
そのため基本的には ”私道や私有地、許可された公園やレジャー施設” での使用のみに制限されているのです。
しかし電動キックボードが道路運送車両法の保安基準を満たしている場合、ナンバー登録など必要な手続きを踏むことにより公道を走ることもできます。
電動キックボードの定格出力によっては、原付ではなく、自動二輪扱いになる可能性もあります。
原付扱い
電動キックボードはおもちゃではなく原付扱いとなるため、歩道を走ることはできません。
公道仕様にアップグレードしてナンバー取得をしたとしても、走れるのは車道だけ。歩道を走ることはできないので、注意してください。
ただし許可された私有地での使用は問題ないので、倉庫内や施設内での移動に使われたりと、コンパクトで小回りがきくためにいろんな場所や用途で使うことができるのもひとつの特徴です。
電動キックボードの使い方
こちらの動画では電動キックボードの使い方、乗り方をくわしく説明しています。
動画に登場しているご本人は、気になって購入してみたらものすごく楽しかったとのこと。これはぜひ視聴者にも知ってほしいと動画を用意したようです。
実際に公園らしき舗装された道で使用されていますが、乗るだけですーっと進んでいく電動キックボードをみているとついつい欲しくなってしまうくらい魅力的な走りです。
電源を入れる
こちらの動画にでてくる電動キックボードでは、まずハンドル部分にある電源ボタンをいれるところからはじまります。
ボタンを押すだけで手元のディスプレイが表示され、ギアなど本体のコンディションをみることができます。
ギアを変える
電源ボタンの近くにギアチェンジスイッチがあるので、電動キックボードに乗りながらかんたんにギアをかえることができます。感覚だけではなくてディスプレイにきちんとギア数が表示されるので、操作もわかりやすいです。
アクセルとブレーキ
右手にあるレバーがアクセル。これを押すことによって加速して、左ハンドルの下にあるブレーキで簡単に減速することができます。
またこの電動キックボードは後輪部分にもブレーキがあるので万が一の場合も安心です。
充電する
充電はものすごくかんたんです。ハンドル少し下に差し込口があるので、家のコンセントと繋ぐだけという驚きのシンプルさ。
コンパクトで家のなかにも収容できますので、これだったら充電もまったく苦にはならないでしょう。
電動キックボードのシェアリングサービスの使い方
日本でもじわじわと注目が集まっている電動キックボード。しかし法規制の問題もあり、なかなか普及は進んでいません。
しかし自治体によってはその便利さに注目し、民間とタッグを組んでシェアリングサービスの実証実験がすすめられているのです。
LUUP (ループ)
アプリと連携しており、好きな場所から好きな時に乗れるといったコンセプトが特徴。返すときは、アプリ上で見つけた場所へ返却をするだけなのでシステムはとてもかんたん。
シェアリングサービス開始にはいたっていないものの、大学などと協力し、高齢者を含む幅広い年齢層が安全に使えるモビリティ開発を目指して開発がすすめられています。
将来のサービスがとてもたのしみなシェアリング会社のひとつです。
Lime (ライム)
Limeはアメリカが展開する電動キックボードのシェアリングサービス。レンタルから決済、返却までをすべてアプリで行うことができ、アプリは日本の端末でもインストールすることができます。
2018年に日本市場への参入がきまりニュースになりました。パリではすでに同社のシェアサービスを多くの観光客が利用しており、世界各地の市場へも参入しているLime。
2019年夏現在、日本でのサービス開始も間近だといわれています。
mobby (モビー)
mobbyは電動キックボードの導入に積極的な福岡市とタッグを組み、「使いたいときだけ借りられるシェアサービス」というコンセプトをもとに電動キックボードのシェアリングに向け実験をかさねています。
福岡市は電動アシストキックボードを使えるよう特区設置を考えるほど、あたらしい電動モビリティの取りいれに前向きなので、シェア電動キックボードが実現する日もそう遠くないかもしれません。
まとめ
この記事では電動キックボードの基本的な使い方、日本でシェアリングサービスの展開をすすめている3社とあわせてご紹介しました。
電動キックボードは「コンパクトでどんな服でも乗れる」「らくに移動できる」「性別や年齢を問わずにかんたんに扱える」など多くのメリットがあるので、法規制を考慮しながらもぜひ新しい交通手段として取り入れたいと動いている自治体が多いのも事実です。
2019年現在、電動キックボードの将来は非常にたのしみなものとなっています。